マイストーリー11〜夢編〜

西表島のバラス島です。
ここはサンゴのかけらでできた無人島。

まるで天国に一番近い島⁈
けれども2人が訪れたのは3月。いくら南の島とはいえ、まだ水が冷たい。
しかも天気は曇り….

そんな悪条件の中、初めてのダイビングに挑戦しました。
今思えばサイズの合っていないダボダボのウエットスーツが後で仇になることをその時は気付かず…

サイズが合わないそれは、間から冷たい水がドンドン入ってきます。そして、最悪はトイレに行けないこと…
勿論装着前には済ませましたが、寒さでとても間隔が近くなってしまいます。

「トイレに行きたい」

この一言がなかなか言えず耐えるしかなかった。でも…ついにその時がやってきました。

「もうダメ…」

ダボダボのウエットスーツの中でついにしてはいけないことをしてしまうのです。

このことは墓場まで…

そう硬く心に誓い、何もなかったかのように振舞っていましたが、その日の夜の打ち上げの席で、イケメンのインストラクターには
バレていることがわかった私は穴があったら入りたいほど恥ずかしかったのを今でもはっきりと覚えています。

「マンタウェイ」

3泊4日の女二人旅の旅行記は、最後に悲しい知らせが綴られています。

木馬王のマスターが、西表の海に潜り還らぬ人に…

本当の笑いと涙が詰まった作品となっています。これが私の処女作です。


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