あれから26年
1995年1月17日(火)午前5時46分
未曾有の地震が神戸を襲いました。
阪神淡路大震災です。
私は当時、神戸市東灘区のマンションの4階に住んでいました。
突然地鳴りがして「ドドドド…」という地響き。縦揺れです。
布団の中ででそろそろ起きようかなと思っていた矢先でした。
何が起きているのかよくわからず、ただただ布団の中でで早く収まることを祈っていると、次は横揺れ。
大きく揺さぶられ、まるでフライングカーペットに乗っているかのよう…
このまま外に放り出されるのでは?と思うほど大きく揺れました。
この間、家中の家具や洗濯機や冷蔵庫などの電化製品も全て倒れ、観音開きの扉は全て全開。天袋からは全ての物が頭の上に落ちて来ました。
実は私が今ここに居るかどうかは、この天袋が運命の鍵を握っていました。
この日の数日前まで、この天袋には実は重さ20kg近くもあるミシンが保管してありました。
偶然にも友達から『貸して欲しい』と言われ貸し出していたのです。
もしもこの日天袋にミシンがそのまま有れば、私は今ここに居ることはありませんでした。(この友達は私にとって命の恩人だと思っています。)
今日はあれから26年という特別な日。
東遊園地まで足を運んできました。
コロナ禍でも沢山の人が集まっていました。
全員マスクをつけて、会話は殆どせずに。
あの日あの瞬間に尊い命が一瞬にして奪われた。決して忘れてはいけない特別な日。
子どもたちのメッセージにもありますが、一日も早く幸せな世界が訪れ、当たり前が戻ってきますように…
あの時、支え合い未来を信じ、懸命に再建することが出来た神戸の街。
必ず明るい未来があると強く信じ、前へ進んでいこう!
今日もいい一日になりますように。
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