花尾山登山vol.2②
頂上でご飯を食べて、帰途につきました。
帰りはたたらコースから。
ここはそう。
前回私が往復した道です。
急坂を下り、そしてこんな道を駆け下りました。あの日は一人で降りたので約30分で麓まで。
私の従姉妹は中学生の時に痛めた膝の古傷を今でも抱えているため、下りはゆっくりゆっくりです。
下は落ち葉で滑りやすく、とても歩きにくい状態でした。
まもなく、『おとずれ杉』が現れました。
縄が巻いてあり、縄そのものは注連縄(しめなわ)といいます。神聖な場所を囲んで仕切る、あるいは御神木や岩などが神聖であるのを示すために使われます。
おとずれ杉をあとにし、進んで行くと、今度は川にも縄がかけてありました。
そのあと、事件は起こりました。
道を間違えてしまったのです。
行きの『本谷コース』では目印のリボンを頼りに歩けましたが、『たたらコース』はそれがなく、ところどころ、地元の小学生が作ってくれた看板があるのみ。
違う道を選択してしまえば、何も頼りになるものはなく、うっすらとした記憶と勘に頼るのみです。
「これはおかしい」
「こんな険しい道ではなかったはず」
途中で気がつきました。
「引き返しましょう」
山登りをしていて、『迷ったら引き返す』という鉄則に従い、来た道を引き返す決断をしました。(これも結構危険(・_・;)
山に慣れている従姉妹のご主人がいてくれたから、早めの決断が出来ました。
でも…
この時、従姉妹は足を滑らせ、脇腹と足を強打し、一瞬、焦りましたが何とか軽傷だったため、正規の道は戻ることができ、無事下山できました。
麓までたどり着いた時、再び空には飛行機雲…
前途は多難から洋々へ!
美しい鳥の鳴き声、川のせせらぎ、綺麗な空、感動的な景色。
山に登ることで得られる感動は、こうして文章や写真だけでは到底伝えられるものではありませんが、当然苦労や危険も伴います。
今回、改めて山の美しさと偉大さ、そして山登りのよさとともに怖さも体験し、無事に下山出来たことに感謝です。
昨日、私たちが登った花尾山が遥か遠くに…
また、改めて感動です🥲
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