2019.9.15〜16 の山ブログ②
案内されたその場所にあったのは、ブルーシートで覆われた小屋。その山小屋のような場所は、まるで小さなお家。
真ん中にテーブルがあり、三方にベンチ。
アキモトさんはおもむろにカセットコンロを取り出しやかんに湯を沸かし始めました。
そして、マイカップを取り出し、本格的にコーヒーを入れ始め、「コップは?ないか…」と独り言のように呟き、来客用の…
とはいえ、モロゾフのプリンのガラスの容器にコーヒーを入れてくれました。
(生まれて初めての体験!)
そこから話はノンストップで続きます…
コーヒーを飲みながら、この山小屋の話、ここに集まる人々の話、以前のお仕事の話(元警察官ですって!)、ご自身のご家族の話、趣味の話、そして、山の話などなど…
(その間私の足はヤブ蚊の餌食にヽ(;▽;))
その中でも一番のウエイトを占めていたのは、ここに集まる『メンバー』の話です。
90歳の松木さん(吹田市在住)、本屋さんを営む女性石田さん(岡本在住)、神戸製鋼の元社員、谷◯さん(ごめんなさい!ここだけは聞き取れず)、そして『えっちゃん』…
私も今年の春初めて出会ったこれ!木を組んで作られたベンチです。
通称『えっちゃんのベンチ』
えっちゃんというのは、東灘でお好み焼きを永年営んでいるあの、『えっちゃん』
お店の存在はずっと知ってましたが、一度も実は行ったことはありません(^_^;)
そのえっちゃんは実は男性。本名は深田勲さんだそうです(・・;)
私はずっと『えっちゃん』のご主人が作ってるのだとばかり…
八幡谷や七兵衛山、打越山など、至る所にえっちゃんの作品があるんです…
そのえっちゃんの作品には深い理由 があったんです。アキモトさんのお話では、90歳の松木さんがここに通いやすいように、転ばないように、歩きやすいように、疲れたら座って休めるようにと作られたのがきっかけだそうです。ノコギリ一つで、文明の力は何も使わず、人の力だけで…
しかもえっちゃん自身も膝が痛くて週一で病院通いするほどの体で…誰に頼まれたのでもなく、お金がもらえるわけでもなく…
生きた木を伐採することはなく、倒木を利用して…
週に3回山で作業するために、えっちゃんは通うのだとか…
感動しかありません…( ; ; )
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